脳の発達に大切なアラキドン酸

アラキドン酸によって旨みは増える?

アラキドン酸は必須脂肪酸の一つで体内で合成できないものです。食べ物から摂取しなければなりません。アラキドン酸が含まれているのはレバーや卵など、味が濃厚なものも多いですね。人間は、脂肪分が含まれていると、おいしいと感じます。しかし、これらの食品は決して脂肪分が多いわけではなく、良質なたんぱく質を含んでいます。「旨み」といえばグルタミン酸が有名ですが、こちらはたんぱく質を合成する必須アミノ酸の一種です。

アラキドン酸が旨みを増幅させるのではないかという研究も進められてきました。秋田県で飼育されている比内地鶏は、日本三大地鶏の一つといわれるくらい、旨みがあり、身もやわらかいのが特徴です。アラキドン酸が豊富に含まれていることがわかっています。アラキドン酸を添加した餌を食べさせた鶏は、そうでないものと比べて旨みが強くなったという実験結果も出ています。

また、オイル会社では、アラキドン酸を添加した油で調理したものは、官能検査で旨みが強くなったと発表しています。しかし、あくまでも旨みは人間の舌が感じるもので、人によって違い、はっきりと数値化できるものではないので、その効果を大々的にうたうことができないのです。

アラキドン酸の過剰摂取は動脈硬化やがんのリスクを高めてしまいます。アラキドン酸は日常の食事でも十分摂取できます。もしアラキドン酸で旨みをアップさせた製品が今後出てきても、たまに食べるくらいがちょうどいいでしょう。アラキドン酸は継続摂取することが大切です。

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